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ソルダーレジストについて |

ソルダーレジストについて(写真現像型ソルダーレジスト) |
今日、ソルダーレジストの中で何故、PHOTO(写真)RESIST(レジスト)なのか
通信情報機器の革新はとどまるところを知りません。インターネットにつながる 情報端末としてのパソコンや携帯電話は日進月歩で新製品が生まれています。 又、カーナビゲーションやETCといったシステムは車社会に大きな変化を もたらしています。更にDVDなどの新しいメディアの誕生や次世代テレビの プラズマディスプレイテレビ、液晶テレビも普及しつつあります。このような情報機器 の革命に貢献しているのが、我々プリント回路に携わっている私たちの会社なのです。
「RESIST」とは「抵抗する」「耐える」といった意味があり「SOLDER」とは「半田」です。 半田付けの熱260度に耐え、ほこりや熱、湿度などの環境から回路を保護すると同時に、 絶縁体としての機能を有しております。これからのレジストインキに対するニーズは ますます高度化、複雑化することが予測されます。さまざまな情報機器の高性能化と コンパクト化によって、より高度のプリント配線板が必要となり、レジストインキの役割が ますます重要となってまいります。
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ソルダーレジストには |
(1)熱硬化型ソルダーレジスト(スクリーン印刷法) (2)UVインキ型ソルダーレジスト(スクリーン印刷法) (3)写真現像型ソルダーレジスト(スクリーン印刷法・カーテン法・スプレー法) (液状レジストとドライレジスト有り)
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三種のインキの中で何故フォトレジストなのか? |
→回路印刷がドライフィルムが一般的になり、パターンインキがほとんど使用されなくなって いるように、より極細、又パターンとパターンの間がミクロンの世界のファインパターンに なってきた関係で、スクリーン印刷の、「伸びる」という誤差とスクリーンメッシュ(織目)が そのまま回路にギザギザがでてしまうことが最大の欠点とされてきました。
より精度な回路を形成する為には、写真法を選択する以外に良品のプリント基板を 製造することは不可能でしょう。 |

写真現像型ソルダーレジストの塗布方法 |
(1)スクリーン印刷法 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・一液性、二液性あり 8u/1kg当たり塗布面積 (2)カーテン法 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・二液性 4〜5u/1kg当たり塗布面積 (3)静電スプレー法 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・二液性 4u/1kg当たり塗布面積 |

インキメーカーの総出荷量 |
1位 静電スプレー 2位 カーテン 3位 スクリーン印刷 |

全国プリント配線板メーカーの塗布方法の順位 |
1位 スクリーン印刷 2位 カーテン 3位 静電スプレー |

インキのロス(廃棄)の順位 |
1位 静電スプレー 2位 カーテン 3位 スクリーン印刷 |

価格(インキ1kg当たり)の安い方の順位 |
1位 静電スプレー 2位 カーテン 3位 スクリーン印刷 |

メンテのやりやすい順位 |
1位 スクリーン印刷 2位 静電スプレー 3位 カーテン |

塗布する機械の価格の安い順位 |
1位 スクリーン印刷 ・ 手刷印刷台 ・ 版(乳剤なし) ・ ドライラック ・ 水平アルミラック
2位 カーテン ・ カーテンコーターの機械(メーカー:アネスト岩田・メイワ・福田エンジニアリング)
3位 静電スプレー ・ スプレーコーター(メーカー:ファイコーポレーション、柳田技研) ・ 公害装置 |

メリット・デメリット |
(1)スクリーン印刷・・・ 安価で今すぐにフォトレジストの印刷ができます。多種少量生産向き。
(2)カーテン法・・・ 24時間運転の大量生産向き。機械のメンテナンスが必要。塗布面が均一。
(3)スプレー法・・・ 24時間運転の大量生産向き。機械のメンテナンスが必要。 塗布面が均一。エッジ部の膜厚確保が容易にできる。 スルーホールのインキ詰まりが発生しにくい。
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結論 |
大量生産の場合はスプレー法、多種少量生産の場合はスクリーン法が望ましいと思われます。 カーテン・スプレー法の自動化ラインは毎日のメンテナンスがいかに大事かで性能を100%出せるかが決定します。 又、ロスの面についても仕事量とのバランスにより、機械に振り回されないでスムースに流れていくかがポイントです。 |



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